月別アーカイブ: 2009年3月

藤原紀香と陣内智則の離婚。竹内結子と中村獅童の離婚。

陣内智則と藤原紀香が離婚しました。

「離婚の兆し」というような報道があったときに、僕が懸念したのは、「これで世の結婚観が逆行するといやだな」というものでした。

彼ら(というか、彼女たち)の結婚は、当初「格差婚」と言われ話題になりました。

これまで日本では、女性から見た「上方婚」(収入もステータスもときには身長も上)という結婚が一般的でした。それが最近では、女性のほうが収入が多いようなケースも、社会情勢を反映して増えてきています。

きらびやかで収入の高そうな女優と、うだつの上がらない(当時)芸人との結婚は、まるでそうした世間の傾向の象徴のように語られることが多かったわけです。

そのカップルが今回破綻したことで、「やっぱり男性が上に立つ結婚じゃないとうまくいかない」などと、世の女性たちが、保守的な結婚観に大きく揺り戻すのが懸念だったのです。

あの二人、そもそもそんなに格差婚でしたかね?陣内智則は、天然ぼけキャラが喧伝され、尻に敷かれている風なイメージでしたが、果たしてそうだったでしょうか?

実際に収入差はあったかもしれませんが、僕の目には、コンサバティブで男(おとこ)性の強い、女好きの大阪の男と、さばさばした中に女(おんな)性を秘めた神戸の女のひとというカップルに見えます。

結局、陣内智則の会見曰く、「浮気が原因だった」と聞き、それはもう、いわゆるなんというか、普通の結婚と離婚(不適当な言い方かもしれませんが)だったし、「格差婚が無理があったのだ」という論調にはならなそうで安心しています。

要は、あの二人は、「収入バランスがおかしかった格差婚だったから離婚した」いうことではなく、むしろ、普通(過ぎるぐらい普通)の夫婦が、夫の女遊びのせいでケンカして別れた、そういうことのよう思えるのです。(DVだのなんだのとメディアが喧伝する憶測はさておき)

ちなみに、男性の収入だけでやっていく結婚の形を支持する女性たちの多くが、「芸能人カップルは、女性にも経済力があるから、いやなことがあっても生きていけてしまう、別れてもやっていけてしまう、だから離婚が多いのだ」ということを指摘しがちです。

が。

経済力がないことでいやなことも我慢せざるを得ない、やって行かざるを得ない間柄って、なんかおかしくないですか?

中村獅童と竹内結子についても、竹内結子が浮気をした中村獅童をばっさりと切り捨てた、みたいな言われ方が当時なされましたが、

むしろ、離婚出来る経済力を保っていた(タレントという仕事でもそうでなくても)、しかもそれが自分の子どもを養えるぐらいに、というのは、むしろ眉をひそめるよりも、立派なことのように思うのですが、いかがでしょう?

恋と仕事のキャリアカフェでは、「そうはいっても、できれば離婚なんてしたくないじゃん!」という人に向けた、そりゃそうですよね、なるべく離婚しないための婚活相談、も受け付けています。
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出会いが転がっているのは、「そこ」じゃない。

ーー最新のキャリア理論を、そっくりそのまま恋愛にあてはめることで、「恋のキャリアアップ」を目指す、不定期連載コラムを開始します。どうぞお楽しみに!!ーー

☆連載コラム:キャリア理論が恋に効く 第一回☆

●「プランドハップンスタンス理論で、素晴らしい出会いをつかむ」

★仕事編:ホームレスに話しかけると仕事がうまくいく!?

 今回とりあげるのは、「Planned Happenstance」理論です。日本語に訳すと「計画された偶発性」。これでもまだちょっと分かりにくいですね。これは、1999年にクランボルツ教授(1928~ 教育学・心理学教授 米スタンフォード大学)が発表した有名なキャリア理論です。

 それまで、個人のキャリア(仕事人生)は計画的(こういうプロセスを踏んで、こういうアプローチを踏めば、一定のゴールに到達できる)なもの、あるいは運命(生まれ育った環境や遺伝子、突発的な出来事によってどうしようもなく変化する)ととらえられがちでした。

 ところが、クランボルツ教授は、先行きが不透明で予測のつかない現代の社会では、事前にいろいろとプランを立てることには限界があり、むしろ身に降りかかったびっくりする出来事をどのようにとらえ活用するかがポイントと唱えました。

 さらには、「偶発的な出来事を意図的に生み出すように、積極的に行動すること」が、キャリア創造には重要だと述べたのです。

 ちょっと難しいですね。要は、こと仕事や人生をプランするに当たり、なかなか計画通りには進まない、むしろ進まないことが重要で、偶然のアクシデントが起こるように行動し、それを最大限利用する。そうすると、人生は開けるということです。

 クランボルツ氏は、数十人のビジネスマンへのインタビューを通じて、そう結論づけ、彼の考えとして理論化したわけです。

 また、「Happenstance」を呼び込むためには、好奇心旺盛で、柔軟な考えを持続させ、楽観的に考え、リスクを進んでとることが必要だとも述べています。

★名刺を100枚配るよりも

 皆さんも思い当たる経験がないでしょうか?

 「このプロジェクトに参加すると評価が上がって部署内で道が開ける」と期待して参加した仕事では、さほどいい結果も出会いもなく終わってしまう。

 逆に、ふと気が向いていつもと違うところでランチを食べてみたら、隣の部署の人と出会い、楽しそうな仕事に誘われる。そんな経験はありませんか? 

 この理論によれば、いい仕事や職に巡り会おうと思ったら、人脈を広げようと異業種交流会に出向き名刺を100枚配ることよりも、たとえば、「ホームレスに話しかけてみる」(実際にクランボルツ氏が薦めていることだそうです)といったようなことが重要になってきます。

 偶然を期待してなにもしないのではなく、かといって、打算に基づいてキャリアをコントロールしようとするのでもない、このなんともいえない中間的な考え方が、私はとても気に入っています。

★恋愛編:出会いたいから出会えない!?

 さて、この理論を恋愛にあてはめると、どんなことが見えてくるでしょうか?

 いい人と知り合いたい、素敵な人と出会いたい。「出会い」は、恋愛の中でもたしかに偶然によるところが大きいです。もちろん、素敵な人と出会ったからといって、そこからうまく恋が成就するかどうかは別の話ですが、とにかく、「出会いがない」というのは、巷でよく聞く声です。

 偶然を完全に運に任せるならば、街中で白馬に乗った王子様と運命的な出会いをするのを待つことになりますが、まあ、なかなかそういうわけにはいかないので、たいていの人は出会いを求めて、合コンやパーティーなど男女が出会うための場に赴くことになります。

 が、最初のうちは、ただ物珍しくてわくわくして行っていた合コンも、回数を重ねるうちに、「全然いい人が来ない」ということになり、そのうち、「行っても無駄」「当たり外れがある」などと敬遠するようになってしまいがちです。私の周りでも、「量より質」「効率を求めたい」と訴える女性が増えています。

 この「効率よく出会いたい」という発想が、「最短ルートで出世したい」という思想に近く、恋愛キャリアの開発の視点では、障害となっているように思うのです。

 偶然を黙って待っててもだめ。かといって、出会いを求めて合コンに行くのも違う。じゃあ、いったいどうすればいいのでしょう?? そこで、この偶然と計画の間にある「プランド・ハップンスタンス理論」の出番です。

 人生は計画しきれない。いろんなことが起こる。それを積極的にとらえる。さらには意識せずに(ここが難しいところですが)積極的になにかを起こそうとする。アクティブに、好奇心を持って、柔軟に考える。これが幸せなキャリアを積むためのコツ、プランド・ハップンスタンス理論でした。

 要は、足繁く合コンやパーティーに通うよりも、目の前の仕事を楽しみながら、誘われた新規プロフェクトには意欲的に参加することが、もしかしたらパートナーを見つける近道かもしれない、ということです。

 合コンに行くのが悪いというわけではありません。合コンを「いい人と出会わなければ意味がない」ととらえず、「なにか面白そうだから」と出かけ、単純に友達や新しい人と話すのが楽しい、という気持ちになったときに初めて、いい出会いが巡ってくるということかもしれません。

★毎日が楽しければそれでいい。で結果として、いいことがあったりなかったり

 もちろん、合コンの雰囲気が苦手なら、無理に行く必要はありません。好きなことに向けてエネルギーを燃やして日々の生活が充実してればそれで十分じゃないですか。それ以上の幸せなんてそうそうあるものではありません。

 もしそれでエネルギーが充電できて、たまには新しい人と話したいな、と思ったころには、ちょうどよく友人が遊びに誘ってくれるかもしれない。そのときには、少しめんどくさくても、足を運ぶ。それぐらいいいと思います。

 もちろんいろいろな場に顔を出すのは無駄足も多いでしょうけれど、それを無駄ととらえるかどうかは人それぞれ。なにかと動き回って「ああ、今日も楽しかった」と眠りにつく人と、普段はじっと身を潜めていてなにもせず、たまに「効率よく出会おう」とする人では、前者にいい偶発は訪れそうです。

 言ってしまえば「アクティブに動いているといいことがある」「意気込んで行ったときほど外しが多い」という、皆さんの中にもなんとなく経験値として溜まっていそうなこの感覚を、きちんと理論化したクランボルツさん、偉大じゃないですか?

 もちろん、この理論には、限界も、またまったく逆の結果となることもあると思います。幾多の理論と同じく、万能ではありません。

 が、それでも、「毎日そこそこ楽しいんだけど、こんなことでいいのかな?」「もっとずるがしこくなって計画的に恋を見つけないとだめかな」と焦ってしまうときに、ふと思い出すと少し安心することのできる、深ーい考え方だと思います。

 いかがですか?
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仕事が忙しくて、生活に女の子らしさが欠けてしまっています。どうすればいいですか?

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【お悩み】:
27歳、PR会社勤務です。仕事を結構ばりばりとやっています。それはそれで楽しいのですが、そうすると、部屋も汚くなるし、メイクや髪も適当になるし、正直、女っぽさみたいなものがなくなっていっている自分を感じます。そうすると、男の人は引いていきそうで、もう少し女らしくしないとダメな気がしていて。いったいどうすればいいですか??

答え:
いかにも「女の子・女の子」した子に、男の人がふらふらと近寄っていくのを見ると、ついなんだかイライラしてしまいますよね。
お答えします。ポイントは二つあります。

●そんなに女らしさを要求するような男と本当につきあいたいのか●
そもそも女らしさってなんでしょうか?

熱心な仕事ぶりや一生懸命に毎日をがんばっている姿に引いてしまい、もっと良妻賢母タイプの女の子に惹かれるような男の人と、あなたは本当につきあいたですか?

女らしさを過度に求める男とつきあって(あるいは結婚して)、本当にうまくやっていけるでしょうか?

もちろん、「そりゃあ、このままの自分を受け止めて欲しいけれど、それじゃあ、あれよあれよという間に、誰もいなくなっちゃううじゃん」という焦りはよく分かります。が、交際がスタートしても、無理して時間や気持ちをうまくやりくりするのは結構なストレスですよ。

ある程度の女性らしさというのは、ただ一つ、「自分が気持ちよくいられるかどうか」という一点のみにおいて必要だとは思います。あんまり女らしさ、気配り、身だしなみということに気をつかうあまり、疲れたり、自分を責めてしまうのは本末転倒でしょう。

男の目線もさることながら、自分として、「あー、この髪型終わってる」とストレスを溜めないレベルにとどめておくのがいいのではないでしょうか?

●次に、だからこそ、男性に過剰に男らしさを期待しないこと●

こういう悩みを持つ方に限って、「引っ張っていってくれる男らしい人」がタイプであることが多いように感じます。

もちろん、仕事がバリバリと出来て、何でもよく知っていて、決断力のあるエネルギッシュな男の人に惹かれる気持ちはよくわかります。

輝いて見えますし、頼りがいがあるし、リードしてくれるし、そしてなにより、セクシーに見えることでしょう。

が、ちょっと待ってください。その人がそれだけ男らしくて魅力的なのだとしたら、あなたはそれに十分見合うだけ女らしくいられていますか?

もし自分がそれほど女らしい生活・物腰・スタイルが出来ていないとしたら、それに不相応な男らしさを男性に要求するのは、厳しいことを言うようですが、フェアではありません。

とはいえ、「だってかっこいいんだもん!」という切実な気持ちも痛いほどよく分かります。そういう人にはぶっちゃけ、経済力も期待できそうですし。

が、それだけ男らしい外見とエネルギッシュさとリードする姿勢を持っている人は、それはまあ、確かに、女らしい外見とつつましさと何歩か下がってついていく姿勢を持っている女性を選びそうではあります(もちろん例外もいますが、ポイントを明確にするために、あえて単純に話を進めます)。

その市場に本気で参入するのであれば、それなりの覚悟と時間とエネルギー(とストレス)が必要になってきます。それ、できますか??

「仕事」とは本来的に、(会社勤めであればなおさら)多分に、旧来の価値観で言うところの「女らしさ」とは遠いものです(残念ながら)。仕事をする楽しさ・責任感を味わってしまったあなたは、だから、旧来の意味では女らしくない。

だからこそ、自分の足で立っていることに誇りを持ち、旧来の意味での「男らしさ」に変に惹かれることなく、自分なりのバランスで、パートナーを見つけて欲しいと、心から思うわけです。恋愛ではなく、結婚を考えるのであればなおさらです。

いまこの国は、(残念ながらまだ)男性の領域である「仕事≒会社」のフィールドに、女性が進出する過渡期にあります。だからこそ、過渡期ならではの男女観・恋愛意識のずれが生じる(私たちにも、親にも)わけで、もう少し(あと50年ぐらい)遅く、あるいは、早く生まれていたら、もっと問題はシンプルで、こんな悩みを持つこともなかったことでしょう。やれやれですね。

と、時代を嘆いても仕方ないので、なるべくでいいので旧来の価値観から自由になり、仕事が楽しい自分も大事にしつつ、自分がいやにならない程度の女らしさも大事にしつつ、ぐっと肝を据えて人生と経済力に取り組み、「引っ張っていってくれる」のではなく、「一緒に横を歩いていける」男性を見つけて欲しいと思うわけです。

みなさんの幸せを心から応援しています。

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