女性が女性として偉くなる国。

先日、

作家の市川拓司さんと、お茶をしていたときのこと。

(市川さんとは、テレビの収録で、お近づきになりました)

僕たちは二人とも、根本的かつ、圧倒的な、女性礼賛家。

市川さんは、

「日本の閣僚に女性が少ない」ことを嘆いていました。

この国では、ビジネス界にしろ、政治の世界にしろ、

女性が「偉く」なるには、「男性」になる必要があります。

有名なあの政治家や、有名なあの経済評論家など・・・。

物腰も、言葉づかいも、風貌も、男性化しないとやっていけないのが実情です。

これは多かれ少なかれ、みなさんの会社でも同じではないでしょうか?

このことは、まさに、

女性登用が世界トップレベルで遅れているこの国の象徴。

進んでいる国(北欧など)では、閣僚にもっと多くの女性がいるそうで、

女性が女性のまま「偉く」なり、

国家全体として、「女性的なしなやかな強さ」を持った国になっています。

(硬直した男性的強さではなく)

日本が全体的にしょんぼりしつづけて、早数十年。

「オッサンと女の子」で構成されてきたこの国が、

よりよい未来を得るためには、

女性が女性のまま偉くなれるような風土・文化が不可欠になっていると、

昼下がりの銀座で、熱く語り合った次第です。
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