他力本願、上等。

若い頃、小さい頃、幼い頃。自分の力を信じがちでした。

努力すればかなう。力をつければ目的は達成される。がんばれば。がんばれば。

最近思うのは、「自分の力なんてたいしたことない」ということです。

もう少し言うならば、「自分の頭だけで考えたものにはろくなものがない」ということです。

一日うんうん唸ってどうにかこうにかひねり出したものよりも、

信頼できる友人に時間をもらって、お茶を飲みながら、げらげらと笑いながら1時間で考えたもののほうが、

より素敵で、よりいいアイディアであることが多いのです。

ポイントは、信頼できる人にどれだけ「ちょっと知恵貸してよ」と言えるか、その間柄、その深さ。

それこそが、力であり、魅力であり、才能であり、スキルであり、「他力」なのだと思います、最近。
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