作成者別アーカイブ: 五百田 達成

「黙ってたほうがモテる」の真実

就活、転職活動、恋愛、婚活。なにかといっては「自己アピール」が必要とされる世の中です。がんばっていれば誰かは見てくれている、そう信じていても現実は違う。そんな世知辛さを味わったことのある人は多いのでは?
 
意中の人が気づいたら、アピール上手な友達のものになっていったり、要領のいい同僚が先に出世していたり……。でも大丈夫。「そういうのできないから……」と落ち込むことはありません! 控えめで自己表現が得意でないという人には、その人に合ったベストなアピール方法があるものです。
 
自己アピールと聞けば、自分の良さをどう伝えるか、相手に近づけるかを考えがち。そうではなくて、まず、相手の話すことを聞いてみましょう。
 
子どもから大人までみんな、自分の話を聞いてもらいたい、という強い気持ちを持っています。例えば、上司にアピールするのであれば、「今、自分はこんなこと頑張っています!」と力んで話すのではなく、「今、どんな案件を抱えていんですか?」「最近、どんなことが大変ですか?」とランチしながらでも聞いてみましょう。
 
管理職というものは、往々にして孤独なものです。きっと堰をきったように話し出すでしょう!
 
話を聞きながら、相手に純粋な関心を寄せてみましょう。そうすると質問も自然に出てくるはずです。こんな対話を少し増やしてみるだけで、不思議と上司も「あいつは俺のことをよく分かっている」「仕事の意欲が高い」と勝手に思ってくれるというわけ。
 
恋愛シーンにおいても一緒です。恋愛であれば、仕事より打算がないので、心から相手のことに興味が持てるはず。好きな人と一緒にいられるチャンスがあれば、「その服いい感じだね。どこで買ったの?」「最近忙しいの?」とかとか。Facebookでつながっているのであれば、相手の投稿にイイね! それにプラスして、一つ質問してみましょう。
 
ポイントは、相手に純粋な関心を寄せて話を聞き、相手の日常の一部に溶け込んでいくこと。控えめ女子でも十分にできることです!

■連載サイト ローリエ(excite)
http://www.excite.co.jp/News/laurier/author/iota/
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 「春は出会いの季節」なんてことを言います。
 確かに学生時代には、4月に同じクラスになったふたりが仲よくなり、GWには恋のライバルなんかも登場しつつ、6月からめでたく交際開始(→秋には破局)というケースを、よく目にしたものです。
 ですが同じようなことが、いまの働く女性たちにとってリアリティがあるか、というとどうでしょう?
 4月の異動で素敵な男性が同じ部署に入ってくるようなことはイマドキなかなか起きませんし、10コも下の新入社員が配属されても「へー、よろしくね」ですんでしまう……。
 3~4学年に人間関係がぎゅっと凝縮され、席替えやクラス替えといったシャッフルを定期的にしてもらえた学生時代と違い、実はオトナにとってはそれほど「春は出会いの季節」ではないのかもしれません。「春なのにぜんぜん出会いがない」としょんぼりしてしまうのは、心のどこかで「桜舞い散る入学式」といった甘酸っぱいイメージが残っているから。
 とはいえとはいえ、そこでめげてはいられません! オトナには「お金」と「自由」があります。出会いは自分で作れるのです。
 春に限らず、興味を持った趣味・勉強にはどんどんチャレンジ。とくにそういったものがなくても、よどみがちな人づきあいを意識的にシャッフル。気心の知れた古い友人とばかり話すのではなく、たまには知らない人と話す場に出かけましょう(半年以内に新しくできた友達って、何人いますか?)。
 そうやって男女問わず「出会いの総量」を増やしていくうちにやっと、ひとつかふたつ「素敵な出会い」があったり(なかったり)。これがオトナの「出会い」の作法というものです。
 「春は出会いの季節」ではなく「春も(夏も秋も冬もぜーんぶ)出会いの季節」とばかりに動き続け、脳天気なまでに「最近、こんな人と知り合ったんだ~」と目をキラキラ輝かせられる……。そういう人にだけ「恋」という現代の奇跡は訪れます。「きゃー、めんどくさーい!」というみなさんの声が聞こえてくるようですが、覚悟を決めてがんばっていきましょう!
 自己紹介が遅れました。今月からみなさんと一緒に「働く女性の恋といろいろ」について考えていく、五百田 達成(いおた たつなり)と申します。こうして「出会えた」のも何かの縁。どうぞよろしくお願いします!

■連載雑誌 メトロポリターナ
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「でも」「けれど」「逆に」を使わない

 メールの文章や日々の会話において、これさえ使わなければ人間関係のギスギスが大幅に減ることばがあります。それが「逆接語」。
 
 「でも」「けれど」「逆に」「っていうか」・・・ 自分が話し出すときに、なんの気なしにこうしたフレーズから文章・会話を始める人は少なくありません。これが要注意。
 
 人には「承認欲求」というものがあり、自分の話や意見を認めてもらいたくてしかたありません。「そうだね」「確かに」などと受け止められると、それだけでうれしいのです。いっぽう「でも」「けれど」など逆接語から話し出されると、まるで意見を否定されているような気持ちに。目に見えないきしみが生まれるのです。
 
 本当に反対の内容を言う場面(議論やディベートなど)ならいざ知らず、安易に「っていうかさあ」などと話を始めないように心がけたいものです。本人にその気はなくても、文句をつけているようで印象がよくありません。
 
 代わって最近増えているのは「それで言うと、」と、相手の話を引き取る言い回し。よく聞くと関連しているようで関連してないことも多いのですが、それはご愛敬。話し出し方としてはとてもポジティブです。
 
 さらにいえば「請求書の件ですが、あれどうなってますか?」「いま進んでるプロジェクトなんですけど、ちょっとトラブルがあって」など、会話や文のリズムを取る息継ぎのように使ってしまう「が」「けれど」。これもできれば避けたいところ。
 
 聞いたほう・見たほうとしては「ん?」と気持ちがひっかかります(もちろん、相手の注意を喚起するためにあえて使うというテクニックもありますが、一般の人間関係においては不要でしょう)。
 
 「請求書の件、どうなってますか?」「いま進んでるプロジェクトに、ちょっとトラブルがあって」など、言い換えは可能。むしろシンプルで知的なトーンになります。
 
 「魂は細部に宿る」と言います。メール一通、会話ひとつおろそかにせず、お互いが気持ちのいい人づきあいを目指したいものですね。

■連載サイト 共同通信ニュース
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