作成者別アーカイブ: 五百田 達成

ワークライフバランス。

この秋から、東大ドリームネットの行う「ワークライフバランスゼミ」に専任メンターとして参加しています。

11月6日に行われた第一回は、水町 勇一郎先生による授業形式で、「労働に意味や価値を見出そうとする最近の傾向を、労働の歴史という観点から考える」というテーマでした。

水町先生は、労働法の専門ということで、正直固い話(いかにも大学の授業という感じの)を想像していたのですが、「働く」ということが世界の歴史上(古代ギリシャから、キリスト教との関連、日本の事例、企業共同体とイエ社会)、どのようにとらえられてきたかについて、わかりやすいたとえ話やグループディスカッションを織り交ぜつつ展開され、聞いているうちに視野がぐいぐいと広がっていくのが感じられ、それはそれは楽しい授業でした。

(内容もさることながら、進行がとにかくすばらしく、知識と経験とキャラクターに裏付けられた、まったくよどみないプロの話しぶりには、感銘すらおぼえ、「うーむ、うーむ」と楽しくうなり続ける2時間でした。)

世間で喧伝される「ワークライフバランス」という言葉を、自分のものとして一歩近づけて理解できたように思いますので、「恋と仕事のキャリア相談」に活かしていきたいと思います。

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下手だからこそ。

今月からまた新たな学生の方の指導を始めています。
その方は、マスコミ業界(新聞・報道)への就職を志していて、秋採用へ向けて、現在二人で一緒に、イチから足下を見直し、自然体で話すための訓練を積んでいます。
彼女が最近話してくれた印象的な一言に、「私はコミュニケーションが上手な方ではないと思う」というものがありました。「第一印象で相手にアピールするのは苦手だし、相手のこともゆっくりと見定めたい性格だ」と。
自分のコミュニケーションの力に対してこうした謙虚な見識・姿勢を持ち続けるのは、ジャーナリストを志す学生として、とても大事なことだと私は考えます。
素早く状況を判断して、その場の空気をつかみ、快活に自分をアピールする。面接で重要とされがちなそうしたスキルを存分に持ち合わせた人ばかりが、軽々と就活をクリアし、ジャーナリズムの現場に旅だっていくというのは、不健全だと思うからです。

相手とじっくり話そうとする。表面的な話ではなく、きちんと自分の思いを伝えようとする(なるべくならばゆっくりと時間をかけて)。
短時間の一発勝負の要素が強く、また普段味わうことのない緊張を強いられる面接において、そうしたすばらしい特性を活かしつつ、どのように「まっとうに」自分を伝えるか。たいへんやりがいのあるテーマだと思っています。

秋採用への準備と同時に、インターンシップも各企業で始まろうとしています。「もう一つの山場」とも言えるこの夏。春のリベンジを期する方も、来年に向けて早めの準備をしたい方も、ぜひ一度、気軽に悩みを話しに来て下さい。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/iota/

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