読み切り小説「ふたりのふた」

オフィシャルメールマガジンでは、
読み切り小説を掲載しています。

コラムでもニュースでもない、
小説(というかショートストーリー)。

かなり力を入れて書いていますので、
ひと味違う読みごたえを体感してみてください!

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 夜、家に帰ったら、「あれ」のふたが開い
ていてびっくりした。これはただごとではな
い。なにかとんでもないことが起きている。
僕はそう確信し、身を固くする。
 
 「あれ」は、僕たちが一緒に住み始めた6
年ぐらい前に、彼女が会社の同僚からメキシ
コ土産でもらってきた、おそらくはトマトソ
ースの瓶詰めだ。
 
 「おそらく」というのは、片田舎のドライ
ブインで買ったらしいその瓶がとても古く、
ラベルの印刷がかすれて読めないからで、ガ
ラスもひどく汚れて曇っている。かろうじて
赤茶色っぽい液体のように見えるし、どうに
かこうにか「tom」という字は判別できたか
ら、ふたりの間では一応、トマトソースとい
うことになっているけれど、もしかしたらケ
チャップかもしれないし、もっと全然違う何
かかもしれない。
 
 数日後、夕飯の支度のときに開けようとし
たのだけれど・・・

※この続き(読み切り小説「ふたりのふた・前編」)は、
五百田達成 オフィシャルメールマガジン Vol.5にて読めます(バックナンバー購入)。
http://www.mag2.com/archives/0001609851/

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「ふたりのふた・後編」は、
8月5日発行のオフィシャルメールマガジンにて!
お楽しみに!

【五百田達成 オフィシャルメールマガジン Vol.6】
8月5日発行

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http://www.mag2.com/m/0001609851.html

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