男性と女性、それぞれ「興奮」するのものは違う?

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「すべてはモテるためである」(二村ヒトシ)という本が、話題になっています。

表面的な恋愛マニュアルを真っ向から否定しつつ、人間関係・コミュニケーションの真実に切り込んだ名著なのですが、この本の中に「基本的に、男性的な感性は記号に興奮し、女性的な感性は信号に興奮する」という一節があります。

記号とは「ミニスカート」とか「おっぱい」とかそういうサインのこと。男性は自分とはまったく関係のない、そこらへんに転がっている性的サインにもいちいち興奮できます。

いっぽう信号とは「その人に向けて表されている記号」。女性は「自分に向けられた好意」や「自分を見て興奮している男性」に、ぐっとくるというわけです。

いかがでしょう?みなさんも納得できることがあるのではないでしょうか?

なぜ多くの男性は、街行く女性のミニスカートに自動的に目を奪われるのか。なぜ女性は同じように、すれ違った男性のむきむきの筋肉にうっとりすることが少ないのか。それらの疑問は「記号と信号」で説明がつきそうです。

ですから、もし女性が男性(的な感性を持つ男性)の気を惹こうと思ったら、気づかいや優しさもさることながら、分かりやすい女性的な装いが大事になるでしょう。逆に男性が女性(的な感性を持つ女性)に気に入られようと思ったら、見た目を気にすることもさることながら、「あなたのことをきちんと見ています」というアピールをしながら、親切に優しく振る舞うべきでしょう。

もちろんやっかいなのは、女性的な感性を持つ男性もいれば、男性的な感性を持つ女性もいるということ。最近見たアメリカのドラマでは、女性が初対面の男性の厚い胸板に大興奮!「ねえ、触っていい?触っていい?」と食い下がっていました。これなどは「記号に興奮する女性」の例ですね。また、草食などと言われる昨今の日本男性は、露出度の高い服装よりも細やかな気づかいを重視するかもしれません。

自分は「記号」に興奮するのか「信号」に興奮するのか。そういう視点で恋愛傾向をチェックしてみるのも面白いでしょう!

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