月別アーカイブ: 2008年2月

恋愛就活 第3回

この本では、就職そのもの、および就職活動において直面するさまざまな局面を、ひとつひとつ恋愛の局面・シーンにたとえて、その本質を明らかにしていきます。それはある時には、極論かもしれませんし、あるときにはそんなうまくいくもんか?かもしれません。が、本質は外していないはずです。「不謹慎」だとか、「一生を左右する岐路で、そんな浮ついた気持ちで取り組むなんて」という考えでは決して見えてこない、就職・就活の新しい(というより、本来の)姿がそこには現れるはずです。
誤解をさけるために、ひとつ述べておきます。「究極の恋愛テクニック」「こうすれば彼(彼女)ができる!10の方法」といったタイトルの本もしくは、雑誌の特集。よく見かけますね。どうですか?どう思いますか?うさんくさくないですか?「ほんとかよ!そんなんで彼氏(彼女)ができれば苦労しねえよ」じゃないですか?そういう本を、真剣に大まじめに読んでる奴。寒いですよね?いっしょです。これは、「絶対内定」でもなければ、「こうすれば就職できる」という本でもありません。「なるほどね、就職、就職とびびってたけど、こう考えればいいのか、なんだ思ったよりも楽チンじゃん」と、開き直ってもらう事が目的です。たかだかこの本1冊で、すてきな会社人生(つまり恋人ですね)が手に入る、ワケがありません。ええ。
もうひとつ、さらに誤解を避けるために、言っておきましょう。そもそも、利用する考え方は必ずしも「恋愛」である必要はないです。この本は、「就職=恋愛」という考え方を試しに実践してみることで、「就職」という得体のしれない物体を自分の中で消化し、卑近なレベルに引き摺り下ろして、実感してもらう、就活をこれまでの人付き合いの延長で捉えられるようになる、そのことが、最終の目的です。急にそこいらへんでゲットした武器で戦うよりも、これまでの人生で培ってきた人づき合いのコツ、スタイル、作法、主義、そういった小さな武器を使って戦ったほうが、いい戦いができると思うのです。ですので、参考にするといい教科書は「恋愛」の必要はまったくなくて、「友達づきあい」「親・親戚との付き合い」「兄弟」「サークルの先輩・仲間との関係」などでも一向にかまいません。なので、もし、恋愛についてそんなに考えた事がないからといって、「私は、恋愛が苦手だから、就職もできないんだ、あー最悪~」と思う必要はありません。なんでもいいんです。それがあなたの人づき合いのスタイルなのですから。私自身は、上手か下手かはおいといて、大学生活4年間を「テニス」と「片思い」のふたつだけに費やしたし、就職活動においても、それほど難しい事は考えられなかったし、いい年になった現在でも、「テニス」と「恋愛」のことしか考えていません。なので、「就職=恋愛」という観点で話を進めますが、その他のたとえ話もたくさん使っていこうと思います」。安心してください。
では、そろそろはじめます。さらーっと読んでくださって結構です。普通のことしか書いてありません。だって、しょせん就職の話ですから。しょせん恋愛の話ですから。眉間のしわをゆるめつつ読んで下れば、幸いです。

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恋愛就活 第2回

もちろん恋愛観は人それぞれです。が、おそらく、人が人を好きになるのは、雰囲気だったり、話し方だったり、です。勝負を決するのは、タイミングだったり、勢いだったり。そういうものですよね? 好きになるのに理由はなかったり、最悪のデートで「ほんと泣きそう…」と思っていたら、相手はそうでもなかったり。うまく行くものはうまく行くし、うまく行かないものはどうやってもうまく行かない。痛い目にあうけどすぐたちなおったり、ほかに好きな人がすぐできたり、で、また痛い目にあったり。予定通りには行かなくて、無駄も多くて。で、なんとか付き合ったけど、すぐだめになったり。普通、そういうものですよね?(「違う。そうじゃない。私のしてきた恋愛は、すべて計算通りだし、狙った男(女)はすべて、詳細な分析と明快な目的意識と、何度も繰り返した綿密なデートテクで落としてきた」というあなた。素晴らしいです。うらやましい。でも、そんなあなたにはこの本は必要ないかもしれません、残念ですが。これまで思い通り運んできた人生の集大成として、意中の内定を山ほどゲットしてください。いいなぁ。)もし、就職が恋愛と似ているなら、どうして、「それはそれとして」と横へ置いておいて、小難しい話やテクニックにシフトするのか。そこに、すごく違和感を感じます。
この本は、就活を考える時の単なる前振り・気休めとしてではなく、「就職」あるいは「就職活動」を「恋愛」との類似という観点から、真正面から語ってみようという本です。
「就職と恋愛が似ている」という考え方。賛否あるかと思いますが、私は強く賛同します。心から、「そうだ!そうだ!」と思います。就職と恋愛。「人(企業)が人(あなた)を選び、人(あなた)が人(企業)を選ぶ」「人(彼女・彼)が人(オレ・わたし)を選び、人(オレ・わたし)が人(彼女・彼)を選ぶ」という点で、本質的には、まったく同じことだと強く信じています。
もちろん、実際には細かな違いもあるでしょう。社会人としての常識、会社の方針、企業理念……。でも、これからしんどい(正直、毎日スーツを着て、混雑した電車にもまれ、難しいことを考えるのは、デートよりも気が重いものです)就活を行っていく上で、まったく未知の事柄として「就職ってなんだ?職業ってなんだ?」と考えるのは、どうにもしんどすぎます。それよりも、これまでの自分の恋愛のやリ方・考え方を利用して、その延長で考え始めるほうが、どうにもこうにも楽チンですし、考えやすいですし、納得しやすそうです。そういう実用性からも、「就職=恋愛」理論は、有効だと思うのです。よくわかんない就職、こんがらがってきた就活。まずは、ずっとこれまで関わってきた「恋愛」、これを武器に戦う。悪くない戦法だと思います。

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恋愛就活 第1回

※普段の生活・価値観から遠いものとしてとらえがちな「就職・就活」を、身近な事象である「恋愛」に見立てて考えよう(本気で)という本を数年前から企画中です。その前書きにあたる部分を、今日から数回に分けて掲載していきます。

「就職は恋愛に似ている」
就職活動を進めていく中で、こんな話を、一度は聞いたり読んだりしたことがあると思います。就活サイトのコラムの中で、あるいはOB訪問のときの先輩のなにげないアドバイスの中で。曰く「結局大切なのは相性だから」「素の自分で勝負するのが大事なんだよねえ」などなど……。
それらの多くは、「就職をおおげさにとらえないで、肩の力を抜いて、ほら、たとえば、恋愛みたいに考えればいいんだよ」、そういうスタンスです。緊張して、萎縮する学生の心を解きほぐす、とても親切な姿勢です。ところがたいてい、それらの話はそこでストップしてしまいます。せっかく「恋愛と似ている」とお互い納得したのに、そこから、やれ自己PRだ、やれ業界分析だ、やれESの書き方だ、やれ志望動機だと、小難しい話にシフトしていくことが多いようです。
どうでしょう?仮に、本当に就職が恋愛に似ていると仮定して、そんな風に難しく恋愛を考えますか?これまでの自分の歴史を表にして整理して、長所と欠点を洗い出して、さらに相手の事をネットや本で詳しくリサーチし、デートの前に言う事も事前に綿密に考えて……。そこまでロジカルに、テクニカルに恋愛をしている人が一体どれだけいるでしょうか。

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