「もう、ダメだ」と思ったときでも乗りきれる「ハッピーエンド思考」

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突然ですが「エンディング・ノート」ってご存知でしょうか? 

書店や文房具売り場で目にした方も多いかもしれませんが、「もしも」の時に備えて、自分の思いや願いなどを書き残す、家族への覚書のようなものです。2010年頃から静かなブームとなり、発売後2年間で30万冊も売れたノートもあるようです。
 
介護・相続・葬儀に関する項目のほかにも、最期に会いたい友人・知人のリスト、家族へのメッセージなどを書いたりするそうで、実際に書くことで、今の自分や、人間関係を見つめ直すことにつながるという感想もあります。人生のエンディングについて考えることで、逆に今をどう生きるのか考えるきっかけを得られる、というのがヒットの理由かもしれませんね。
 
さて、「さすがに、エンディング・ノートはまだいいかな……」というローリエ読者にも、エンディングを考えることで今をハッピーに過ごす、という秘策を伝授したいと思います!
 
僕の友人で、力みゼロ・気負いゼロ、だけど仕事もプライベートも順調という男性がいます。あまりの自然体ぶりに、秘訣を聞いたところ、何か辛いことがあったらエピローグ(あとがき)を考える習慣があるのだとか。
 
どんなピンチに陥っても、自分を小説の主人公に見立てて「○○という辛いことがあったけど、見事に乗り越えて、最後には□□□というハッピーエンドになりました。めでたし、めでたし」というようなエピローグ(あとがき)を、脳内で考えるようにしているそうです。最初に聞いたときは、彼の天真爛漫な性格とあいまって、「何ともおめでたい!」と笑ってしまいましたが、試しにやってみると悪くない、というか、コレ相当、気持ちがスッキリします!!
 
例えば、「結婚まで考えて長く付き合った彼氏と別れてしまった……」というピンチも、
 
「失意の底に沈み、長らく引きこもっていた私だったが、一念発起してダイエットに取り組み、会社でも『きれいになったね』と褒められるように……。年上・同期・年下という経験したことのない全方位モテを経験したのち、最後には取引先のイケメンに告白されて、付き合うことになりました。めでたしめでたし」
 
と処理すれば完璧! これぐらいベタな展開でもOKで、むしろ書きながら笑っちゃうくらいで、ちょうどいいようです。
 
肝心なのは「今の自分」が全てだと思わないで客観視すること。辛い出来事も、壮大なハッピーエンドの前のスパイス、と思えば肩に入った力が抜けるはず。

予想外のことが起きても「これくらいパンチが効いてないと、物語としての面白さが出ないし!」なんて思えたら、こっちのものです。エンディング・ノートしかり、エピローグ習慣しかり、終わりを考えることで今をより良くハッピーに過ごすことができるはず。試してみてください!

■連載サイト ローリエ(excite)
http://www.excite.co.jp/News/laurier/author/iota/
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