月別アーカイブ: 2008年3月

幸せになるために。

昨日3月30日、東大駒場キャンパスにて「脱力キャリア論~仕事と幸せと人生についてぼんやりと考える」というイベントを開催しました。当日は16名におよぶ学生のみなさんが参加してくださり、私が考案したさまざまな手法を使って、2時間半かけてそれぞれの仕事観・人生観をいちから見つめ直しました。

イベント風景

中でも、ヨガの呼吸を取り入れた瞑想をしながら、自分にとっての幸せな人生のイメージを思い描くというセッションは、参加学生にとって新鮮な体験だったようです。
深呼吸を繰り返し体内に温かなエネルギーが満ちていくことを意識しながら、幸せな人生の形を、「朝どんな気持ちで目覚めるか」という感覚レベルから「どんな車に乗っているか」という生活レベルまで、ことこまかにイメージしてもらいました。
もちろん、それは一方向に定まらないこともあるでしょうし、断片的なキーワードの集まりかもしれません。それらの「幸せの素」を無理に収斂させることなく、「始める前よりはちょっとくっきりした」ぐらいにぼんやりと思い描けたら、言葉や絵の形で書き留め、そこにどれぐらいの割合で「働く、仕事、企業、就職」ということが関与しているかを(他ならぬ)自らの目で検証してもらいます。
その割合が大きい人は、これからの社会人人生に対してよりいっそう厳粛な気持ちで取り組めるでしょうし、そうでもない人は、「自分の幸せには仕事なんてその程度だ」と確認することで、いい脱力が生まれリラックスした表情で就職活動に挑めるはずです。
人それぞれの幸せな人生のイメージ。ものごとの始まりにはそれがあるべきで、次にそれを実現できるような仕事を見いだす。次に、もし企業に入ることが必要なら就職という道を選び、そのイメージを極力実現できそうな企業を選ぶ。当たり前とも思えるこの流れが、時として逆流してしまうことがあるように感じます。
明日4月1日から各業界で就職活動が本格化します。明日いちにちで4件もの面接をこなす学生もいるそうです。そんな中で「なんでこんなことしてるんだっけ?」と足下を見失いそうになったら、大きく深呼吸して自分の幸せな人生をイメージし、本来の生き方の軸を確認してみることをお勧めします。
春です。花粉の勢いもすごいようです(小さい頃から鼻炎に悩まされ、年中鼻ばかりかんできましたが、いまのところ花粉症だけ発症していません。すでに一生分の鼻をかみ終わったようです)。体調にじゅうぶん気をつけて、華やぎつつも悩ましいこの季節を乗り切りましょう!!

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恋愛就活 第6回

じゃあ次に、話題はどうでもいとして、そんな中でも、人柄やキャラが一番出やすい話題はなんでしょう。そうです、それはきっと「雑談」であり、「おはよう!」であり、「そういえばね、」の話です。決して「ぼくはこういう人だ!」「わたしはあなたのこの辺がとても好きなの!!だってね……」「あなたとこういう風に付き合いたいの、なぜならね、!!!」「ぼくは学生時代キャプテンをやっていて!!!!」ではないはずです。(つきあってからはいざ知らず、少なくとも最初のデートではそうじゃないですよね?何回かデートを重ねると、そういうことに耳を貸す空気が出来てくるような気もします)
だから、自己PRと志望動機ぐらいしか聞いてこないような企業は、あんましその恋愛にやる気がないのです。逆に、気さくに話しかけてこようとする企業、あなたがリラックスできるような内容を聞いてくる企業は、あなたの本当の人となりを知りたい企業です。あなたのことをきちんと知ろうとしている(逆にいうと、本当にいい感じの人間かどうか見ぬこうとしている)いい人です。デートの上手な企業です。好きになってあげてもいいかもしれません。それは、入社後の社風(つきあってからのあなたへの態度)にも出ますから。
おっけーです。じゃあ、なにを話してもよくて、むしろそのほうがよくて、できれば最初の最初から、くだらない雑談をして、時間もたっぷりあって、リラックスしたムードで、なんならお茶かビールでも飲みながら、楽しく話して、「へえ、そうなんだぁ」「あ、わかるわかる」とお互いのいいところを引き出しあう。それが理想のデートです。企業も本当はそうしたいのですが、なかなかそこはオトナの世界、そうもいかない、費用と時間の都合もありますし。
そこで、一応、面接の際、短時間で人となりをわかろうとするために、会話の始まり=とっかかりとして、企業が求めてくる、いわば乾杯のあいさつがあります。それが、自己PRと志望動機です。つまり「あなたはどういう人なの?」「なんで私とつきあいたいの?」と、一応のお約束で聞いてくる。そこから、話を広げましょう、最悪、時間がなければ、それだけしか覚えられないけど、ま、それもよし、しかたないよ、というものです。あくまで、話のきっかけに過ぎません。きっかけがきっかけで終わってしまったら、もちろん、残念ですが。でも、まあ、そこはオトナとして一応、用意しておいてあげる必要があるようです。

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恋愛就活 第5回

じゃ、それらの判断ポイントはどうやったらわかるか。ま、普通何回か会って話すのがいいでしょうね。「たくさん話さないとだめ」という人もいれば、「ぱっと見ればわかる」派もいるでしょう。企業も同じで、それぞれの最終的に交際できる人数(内定者数)と自らの見定める力を天秤にかけて、面接の回数を設定します。大抵3~5回なのは、偶然ではなく、普通のデートからつきあうまでと、まあまあいっしょです。個人差はもちろんありますが、人が人を判断するのには、それぐらいの回数会わないといけない、そういうことなのでしょう。(逆に、サークル内恋愛派のように、「ずっと友達でいて、そのうち徐々に好きになりたい」そいういうタイプの会社もあります。インターン制度などがそれにあたります。最近、とても増えています。このご時世、会社も本気でまじめで長いおつきあいを求めているのでしょう)
さあ、デート(面接)に漕ぎつけました。2つのポイントを見定めたい。だとすると、どんな話題がデートにふさわしいでしょうね。どうですか?どんな話だと相手のキャラがわかりますか?そうです、答えは「なんでもいい」です。ポイントは、「話の内容」ではなくて、「話し方」であり「しぐさ」であり「雰囲気」じゃありませんか?「笑顔」とか「視線」とか「言葉の選び方」じゃありませんか?さらにはそこからにじみ出る「キャラ」もしくは「人柄」あるいは「芸風」じゃありませんか?内容はなんでもいいんです。もちろん、強いて言えば、内容重視の人もいれば、キャラ重視の人もいます。それは企業にもよりますし、その日の面接担当者にもよります。
「昨日、前に話したサークルの友達の高橋とカラオケ行って、そのあと買い物いったんだけど、あんまりいいのなくてぇ」とか「昨日親と食事に行ったら、かわいい犬を連れてきてるお客さんがいたの」とか話されても、あなた的には、はっきり言ってどうでもいいですよね?いや、どうでもいいから、その人が嫌いになるということではなく、そんな話をされても、好きになる人は好きになるし、嫌いになる人は嫌いになる。そういうことです。そうです。面接で何を話したらいいか悩むのは、かなり無駄です。おそらく、みなさんが考えているより、5割増しぐらいで無駄です。逆に、とーっても立派な事をいわれてもそれだけで、好きにはならないですよね?「おれさあ、将来、アラスカに家を建てたいと思ってるんだ」「わたし、かわいそうな人を見るとほっとけないたちで、つい優しくしちゃうの」これだけで好きになる事はないはずです、多分(すみません、もちろん、いるかもしれません。でも、企業という恋人は若干、その辺冷静に判断する人だと思ってもらったほうがいいかもしれません。現実的なんです。採用活動というのはとてもお金がかかるので。ほんとうにいい感じの人とだけ付き合いたいんです)。

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